dimanche 11 octobre 2009

おシゴト

 先週の日曜日にいきなりJPが検査入院をし、水曜日に戻って来た。一人で電車に乗って戻って来た。
木曜日にもう一度検査があるというので仕事の休みをもらわねばならず、ついでなので金曜日も休みを取った。
じつは木・金・土曜日とわたくしのおシゴトが入っていたので、JPには前から休んでもらうことになっていた。
わたしのおシゴトは滅多にないことで、あっても短期なのだが、ある時には朝が早く夜が遅い。なので、おシゴトの時にはいつも子どもをどーしようかってことになる。だから、JPに休んでもらうことが多い。JPは公務員なので有給休暇がいっぱいある。仕事がいくら溜まっていても、休まなきゃならないこともあるほどだし、年末が近づくと消化しないといけない休みも待っている。
検査の結果は3週間後。その間に悪化しないのかと心配。


 木曜日は夜遅くに出て行くことになっていたので、かなり余裕だった。
みんなのご飯を用意してからミーさんとの約束の場所に出かけた。
そうなのだ、おシゴトと言えばミーさんである。

 日本からのお客様は二手に分かれてお迎えすることになっていた。第一グループをお迎えしたあとに3時間も空港でぶらぶらするのはいやなので、第二グループには申し訳ないけれども、トゥールーズの街に出てさっさとお食事することになった。ミーさんは空港で第一グループが遅れなかったことを確認してから、お友達のシェフに電話して、「今からお前のレストランの席を予約してくれ」と勝手なことを言っている。
お友達のシェフはトーキョーに居るというので、ばか受けだった。
「あのおミーさん、トーキョーのお友達って。。。あっちは午前三時ですけど。」
ガハハと馬鹿を言って笑っているミーさんを横からつっつく。
トーキョーでビジネスしてるフレンチなシェフが、自ら席を取ってくれた彼のレストランは、なんか、すごいレストランだった。星もいっぱいついてたので、おそらく3週間ぐらい前から予約しておかねばならなかったのではないかと思う。
 星はいっぱいついてるけど、肝心なシェフはトーキョーでビジネスなので、わたしはちょっと「大丈夫かな?」と思いながらお席に着かせていただいたが、とってもすばらしいディナーだった。
 この前トーキョーから来た《あー》さんとミーさんとの初日のエビ、プラス、お二人の毒気(?)により、今世紀最大の下痢を起こしたわたしだったので、今回は非常に用心して、メニューをよく読んだ。エビは避けた。

 さて、第二グループは22時50分(なんと時間通り)に無事ご到着。申し訳ないけどディナーもなしで、アルビのホテルに直行。自宅に帰り着いたのは1時頃。爆睡。
 二日目は、午前中に各工房を見学し、マカロンを試食しながら会議。昼食はなし。午後はケーキとチョコレートを食べまくり、アルビ市内を少しご案内。サント・セシル大聖堂で懺悔ゼンゲ。。。。(?)トゥールーズ・ロートレック美術館で、記念メダルなどを購入。ホテルに戻る途中フォアグラ屋でショッピング。少し自由時間があったので、お客様がお部屋でお休みされている間、わたしは子どもと約束した漫画ショップへ。ノエミのお気に入りの『フルーツバスケット 14巻』は品切れ、ゾエのお気に入り『cats 2』(韓国の漫画)を購入。
 夜はレストラ〜〜ン。星付き〜。
夜中過ぎに帰宅して、お腹がパンパンで、吐いた。食べ過ぎというよりは、甘いもののとり過ぎと寝不足で、頭がんがんという感じ。
 翌日は朝の8時15分にホテルにお迎えに上がらなければならないので、わたしは7時15分前には目覚ましを合わせた。爆睡。

 目覚ましが鳴らず10時に飛び起きて、「アアーどうしよう」と叫んだものの、よく考えたら
「ミーさんがいっしょに空港に行くことになっていたんだから、ミーさんが行ってくれただろう。ははは、助かった」
ということになり、安心して再びベッドに戻った。また爆睡したあと、
「あ、でも、ミーさんとは途中で待ち合わせをしているだけで、ホテルにはわたしがいかなきゃダメなんだったああああ〜〜〜!!あああ〜〜どーしよう〜〜〜。みなさん飛行機に乗り遅れて困ってるう〜〜。どうしようクビだああ〜〜。」
と泣きながら飛び起きた。

 飛び起きたらお昼頃のはずの寝室は真っ暗。
「ここはどこ?わたしはだれ?」
と頭を抱えていると、目覚ましがけたたましく鳴った。
夢だった〜〜〜〜〜。助かったああ〜〜〜。

 肉屋でアルバイトして、裸の地鶏に追いかけられる夢を見た。あれは人生最大の印象に残った夢ナンバーワンだと思っていたのだが、今回のはほんとうにリアルだった。そういえば、この前JPが家を出て行って、追いかけてる夢も見た。あれもリアルだった、そういえば。
 

 土曜日と日曜日は寝て暮らすぞと思っていたのだが、パパが病院に入って、やっと戻って来たと思ったら、ママがお出かけでちっとも家にいなかった、と言ってふてくされているゾエのために、いっしょにゲームをしたり工作をしたりした。台所も手伝うと言ってきかないから、ずうっとゾエにくっつかれていた。

日曜日の朝、わたしたちが工作をしていると、JPがサイクリングをするというので送り出した。帰って来たJPは、よぼよぼのおじいさんみたいな歩き方。腰を痛めて戻って来てんの、この人ってば。
お昼ご飯に呼んだら、座って食べられないというものだから、子ども達がチャーハンをベッドに運んでくれた。夜はサンドイッチとスープを作って、ベッドサイドで寝室ピクニックをした。
「まあね、病院の部屋で食べるよりは、ね」
なんて言いながら。ベッドの上がパン屑だらけ〜。

 JPは、今週月・火がトゥールーズでの研修で、水・木・金がパリ出張の予定だったが、月曜日には駅まで歩けないと思う。
「ほらね。仕事はどーでもいいから、休みなさいって、神様が言っているんだよ」
と、また追い討ちをかけている、わたし。
JPは、今日は「ふむ」を言わずに、「そうだなあ、明日仕事休もうかな」と言っていた。
よっぽど痛いんだろう。数年前にやったヘルニアの再発じゃないだろうか。
困ったものだ。
ミーさんところのシゴトが片付いていてよかった。
 編集部の『さ』さんに送っていた第一稿の添削が戻って来たので、これから翻訳の仕事をがんばってやらなければならない。
じつはこちらもとっても楽しい。
 

第一稿の添削

 先日提出した第一稿が、編集の方が添削してくださって、またフランスに戻って来た。
細かい注意事項を読みながら、原文を読み直し、誤訳探しや、その他註がわりにわたしの意思で勝手に付け足す文章の読み直しなども行って、12月には第二稿を提出しなければならないとのこと。
メールで、質問をしたり意見を聞いたりもできるので、たいへん心強い。
思っていたよりも添削の場所が少なかったのでほっとした。
しかも、赤ペンじゃなく、地味に鉛筆での修正がうれしい。

さあ、がんばろう。